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私たちの音楽は、アンデス音楽、もしくはフォルクローレのジャンルに入ります。 ここでは、私たちの音楽に関わる民族音楽・楽器の紹介をしています。 |
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フォルクローレとは一般的には民族音楽を指しますが、アンデス地方のフォルクローレの歴史をみると必ずしも伝統的なものだけとは限りません。そして、またそこにフォルクローレの魅力もあります。
16世紀以降、スペイン人による征服、強制労働や重税が中南米のほぼ全域で行われました。スペイン人の勢力がアンデス奥深くまで及んだのと同様に、音楽の面でも、ヨーロッパの音楽や楽器はアンデス音楽に大きな影響を及ぼしました。
インカ文明は15世紀前半からアンデス地方で大きな繁栄をとげた文明ですが、 その時代にはケーナやボンボなど主に打楽器、管楽器が使われました。そして、スペイン人の到来以降、弦楽器であるギター、マンドリーナ、ヴァイオリン、アルパなどが使われるようになりました。 現在では、サックス、ベース等も使われるようになっています。
フォルクローレの中にはたくさんの種類のリズムがあり、地域によって様々です。大きく分けると、コスタ(沿岸部)、シエラ(アンデス山脈)、セルバの音楽に分けることができます。 |
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フォルクローレは下記のような民族楽器を使って演奏します。 他にも、ヤギの爪や貝殻で作った珍しい民族楽器や、チャクチャス、ギター、ベース、サックス、カホンなど色々な楽器を使用します。 マークの横のボタンまたはをクリックすると楽器の音を聞くことができます。 |
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サンポーニャ(Zanpon~a) |
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4千年以上の歴史を持つアンデス地方に伝わる民族楽器です。素材は葦。葦を節で切り、管の長さで音程をあわせた素朴な楽器です。音域は6オクターブ以上。その音色はアンデス高原を現すと言われ、美しく乾いた音色が特徴です。
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ケーナ(Quena) |
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アイマラ族、ケチュア族の間に古くから伝わる、アンデスの由緒深いたて笛です。材料は南米産の竹(カーニャ・タクアラ)で、これを標準35〜40センチ位に切り取り、音階が吹けるよう指穴をあけるほか、吹く方の一端にU字の小さな刻みを入れただけの素朴なものです。指穴の数は普通6個ですが、アンデスの奥地の高原では3個〜5個の穴しかない小型の楽器も見ることができます。昔、アイマラ語で<ケナケナ>と呼んだのが名の起こりで、これは「ぽつぽつ穴のあいたもの」の意味だそうです。作りが素朴なだけに、この笛は名手の唇にかかれば人間の心の哀歓を思いのままに表現する奥深い抒情の楽器になりえます。これこそ遠い日本で、近年「静かなブーム」と言われ、もてはやされる所以かもしれません。 |
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チャランゴ(Charango) |
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アンデス一帯に用いられる小型ギターで、5対の複弦をもち、張りのある可憐な音を出します。従来リズムを刻むのが役目でしたが、現代ではソロ楽器としても活躍しています。特に目を引くのは共鳴胴で、小動物のアルマジロの甲羅を乾燥させ、小さな頭や毛もついたままのものもあります。一般的には木製で、ケルマントゥも木製を使っています。
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ボンボ(Bonbo) |
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木の幹をくりぬいたものに、家畜の皮を張った大太鼓です。地方によってはいろいろな形があり、腰のあたりへ肩から吊って、木のバチで叩きます。また、カーハ(Caja)と言うより小型の平たい太鼓で、手首から吊るして叩くものを使う場合もあります。 |
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